聴覚療法
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聴覚療法とは、DAF装置を用いたトレーニングを行うことによって、正しい聴覚フィードバックを取り戻し、朗読や会話時の聴覚言語フィードバックの速度をコントロールすることにより、話し方や読み方に流暢性を持たせ、吃音症状の軽減、解消を促します。
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■聴覚療法の特徴
- どもりの原因となる言語機能の働きを、DAF装置を用いて綿密に構成された治療プログラムを行うことで、新しいスムーズな発話パターンに切り替えて脳に刻み込む。
- 幼児が自由に言葉をしゃべれるようになる過程を、短期間に再学習させ、正常な言語機能の働きを取り戻させる。
- 流暢なしゃべりが自然にできるようになるので、どもりの症状をごまかしたり、どもる苦手な場面を避けることがなくなる。
- どもり症状が出なくなるので、言葉を出す為の色々な工夫をする必要がなくなるという、これまでの対症療法とは根本的に異なる画期的な治療法。
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・他の言いやすい言葉に変える必要がない。
・呼吸の仕方で調節する方法を身につけるというものではない。
・苦手な言葉の初語を伸ばす方法ではない。
・リズムをとって発声する仕方を教えるものではない。
・リラックスしてどもる症状をコントロールできるようにするものではない。
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■聴覚療法で大切なこと
DAFトレーニングで一番大切なことは、自分の発声した声を聞くことです。私たちが声を出しますと、その声は体の中から直接骨を伝わって内耳に至る経路と、口から外に出て空気を伝わって内耳に至る経路が有ります。前者を骨伝導、後者を空気伝導といいます。
通常私たちは骨伝導と空気伝導の混ざった声を自分の声だと思って聞いています。正常な人は無意識的に空気伝導に焦点を合わせてしゃべっているので、流暢なしゃべりが促されているわけです。口から外に出た音を聞きながらしゃべる時、自動的に発語が促されていくのです。
正常な話し方や流暢なしゃべりの獲得には、聴覚の力が重要なことは明らかです。『どもり』は聴覚障害の一種だと言われています。ただし、聴力そのものの障害から来るものではないのです。言葉の学習に必要な耳の働きは「聴きとりの耳」なのです。自分のしゃべっている声の大きさやスピードや印象などをフィードバックする耳の力なのです。
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流暢なしゃべりを身に付けるためには、この空気伝導の声に焦点を合わせ、その声を0,01秒の遅れで聞きながらしゃべれることが必要なのです。そこで、どもりの人たちには、DAF装置を使用して、DAFのトレーニングを開始してもらいます。
DAFトレーニングで一番大切なことは、出そうとした瞬間に骨を振動させて出る音(骨伝導音)と口を出て空気を伝わって耳から入って来る音(空気伝導音)があり、その二つを区別することができ、さらに、口を出て空気を伝わり耳から入って来る音を聞こうとする習慣を身に付けることなのです。。
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どもりの人は、口に出す前に言えるかどうかを心の中で言ってチェックしています。この時、声帯がわずかに震えることで骨伝導を生じさせます。つまり、骨伝導に焦点を合わせてしゃべろうとしているわけです。どもらずに流暢にしゃべっている人たちは、出した声が空気を伝わって耳に到達する音を、無意識的に聞きながらしゃべっています。この時、聴覚に伝わるまでに発声してから約0,01秒かかると言われています。
つまり自分の出した声を0,01秒の遅れで無意識的に聞きながら発語していく時、言葉は流暢に促されていくのです。この仕組みは正常な人たちでは、自動的に組み込まれて働いています。どもりの人たちも正常な人たちと同じように、自分の出した声を0.01秒の遅れで無意識的に聞きながら発語していく仕組みは持っているのですが、その働きが少し弱いのです。過度な緊張や不安な場面では、空気伝導よりも骨伝導に焦点を合わせて発語していく習慣の方が強く身に付いていると言えます。
したがって、まずDAFのトレーニングで自分の出した声を、耳から入って来る音として聞く習慣を強化していくことが大切なのです。
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